2020.12.12
県による起業家の資金調達支援「クラウドファンディング型ふるさと納税」

県では、総務省が平成30年4月からはじめた「ふるさと起業家支援プロジェクト」のもと、昨年度からふるさと納税の仕組みを活用した起業家の資金調達支援を実施しています。

 今年度は、県及び佐賀県ベンチャー交流ネットワークが主催した令和2年度の「さがラボ・チャレンジカップ」(ビジネスプランコンテスト)で最優秀賞及び優秀賞に選定された起業家2組が挑戦します。受賞事業を対象に、12月11日(金曜日)から令和3年3月10日(水曜日)までの3か月間、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」の「ガバメントクラウドファンディング」で募集します。


1. さがラボチャレンジカップ最優秀賞受賞事業のプロジェクト概要

  (1)タイトル コロナ禍でも安心!モバイルオーダーを提供したい!

  (2)実 行 者 株式会社AS 代表取締役社長 浅川 泰輝さん

  (3)目標金額 100万円

  (4)U R L https://www.furusato-tax.jp/gcf/1122

  (5)資金使途 モバイルオーダーシステムの開発・改良費等

  (6)概 要 株式会社ASは佐賀大学理工学部の学生さんが立ち上げた学生ベンチャーです。株式会社ASはコロナ禍でも飲食店の料理を自宅や屋外から注文、決済、領収ができるモバイルオーダーシステム「AS Order」を開発されました。「AS Order」を使えば、いつでもどこでも複数の店舗が気軽に参加できる屋外フードコートを実現することができます。佐賀県が実施したSAGAナイトテラスチャレンジでも採用され、今後はより使いやすいシステムへ改良を行い、利用者の拡大を進めていく予定です。


2. さがラボチャレンジカップ優秀賞受賞事業のプロジェクト概要

  (1)タイトル 農家主導型産学連携プロジェクトでフードロスを解決したい!

  (2)実 行 者 ROC IA SAGA合同会社 最高経営責任者 井手 一郎さん

  (3)目標金額 100万円

  (4)U R L https://www.furusato-tax.jp/gcf/1123

  (5)資金使途 規格外農産物を使った加工品の製造費、広報費等

  (6)概 要 ROC IA SAGA合同会社はブドウ農家を営む井手さんが立ち上げたベンチャー企業です。規格外農産物が捨てられてしまう「フードロス」の問題意識のもと、高校や大学と連携し規格外のブドウを用いたドレッシングを開発されました。今後は加工品の生産だけでなく、フードロス解決に向けたオウンドメディア運営や他の農家さんへのブランディング支援などにも取り組む予定です。


■ふるさと起業家支援プロジェクトについて

 地方団体による地域の起業支援を促すとともに、起業家がふるさと納税の仕組みを活用して資金を調達することよって、地域経済の好循環の拡大を促すことを目的に、平成30年4月1日に総務省が立ち上げたプロジェクトです。



■ふるさとチョイスについて

 「ふるさとチョイス」とは、全国の自治体のふるさと納税の「使い道」や「お礼の品」、まちの情報などを紹介しているふるさと納税ポータルサイトです。



■ガバメントクラウドファンディングについて

 「ガバメントクラウドファンディング」は、ふるさとチョイスが提唱し、ふるさと納税を活用して、自治体がプロジェクトオーナーとなりクラウドファンディング型で広く資金を調達する仕組みです。寄附者の関心や共感を呼ぶプロジェクトを立ち上げることで資金を調達することができます。

※上記と同様の内容を添付ファイルでもご覧いただけます

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令和2年12月11日
産業労働部産業政策課

DX・スタートアップ推進室

担当者 村川、小野原

直通 0952-25-7586

【E-mail】sangyouseisaku@pref.saga.lg.jp
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